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(ちょっぴり44巻ネタでございます)
6年は組の善法寺・食満の長屋部屋。
伊作が一年生の頃から薬を煎じているおかげで、部屋には薬膳くささが染み付いてしまった。
留三郎には悪いとは思いつつも、一人で保健室で薬を煎じていたら確実にお化けに出会いそうなので部屋に戻らざるを得ないのだ。お化けは怖い。怖いのは嫌だ。耐えられない。
そこで伊作は思いついた。
(においにはにおいでごまかしゃいいんだ!)
季節は秋。
外は秋のにおいでいっぱいだ。
でんぷんのりのようなにおいのするこの花を、少し拝借して部屋に飾ろう!
なんて素敵な考えでしょう。
(これは我ながら妙案だ!)
きっとまだこれを考え付いた人はいないはずだぞ、と
伊作はきんもくせいの木から枝をぶっちと切ってきた。
きんもくせい2へ続く
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